トレーニングのご案内

トレーニングでは、個人の問題に働きかけるだけではなく、システミック(体系的)なものの見方、考え方、感じ方を全身体的な経験として蓄積し、身につけるための訓練を行います。

頭脳を通して理解する理論の説明があり、身体で腑に落ちる体感を得る、ハートで、そして魂のレベルで感じ取るエクササイズを行い、個人の問題のためのコンステレーションを立て、その体験を共有することで個人がどのように全体と繋がり、全体がどのように個人に繋がるかを学んでいきます。

それらを組み合わせ、くり返し全身体に深く感じ取る体験を重ねることで、身に付いた癖や、世代を超えて受け継がれる連鎖のパターンから根本的に抜け出すことを可能にします。システムを理解した生き方というものは、知識として吸収するだけでは身につくものではありませんが、一度全身全霊で受け取られると元に戻ることはありません。

この訓練によって身についた、生命の流れに乗る生き方が土台になったとき、次の段階として他者を手助けするためのファシリテーター育成のプログラムに進むことが可能となります。

トレーニング期間は自分の内側に向かう旅となり、基礎コース、研究コースは各1年間、毎回同じ顔ぶれの仲間によって支え合うことになります。 この期間を通して受講生は自分の人生の中での立ち位置を再発見し、家族関係を再構築し、生きることをより楽にすることによって、深刻にではなく誠実に、真実と向き合い、生命を受け取ることの意味をつかみ直していきます。

ファシリテーター養成コースは自身の得た理解を他者のために役立てたいと願う1期〜5期までのトレーニング修了者と6期以後のトレーニング研究コースを終えた方が参加できます。単発の参加も可能ですが、5回通して受講された方には修了証を授与します。ファシリテーター養成コース修了証は3年間の大きなコミットメントを表す、クライアントにとっては信頼のための指標となるものです。

これまでに、子どもの心理を理解したいという子育て真最中の母親、組織運営のためにシステム論を学びたいというビジネスにたずさわる方、檀家の方々を手助けしたいという僧侶、ただ自分をもっと良く知り、生きることを楽にしたいという目的のために受講した方も数多くいます。 また、専門家の方々では、医師、臨床心理士、カウンセラー、セラピスト、精神科医、看護士、コーチング指導者、NLPトレーナー、ソーシャルワーカー、針灸師といった方もご自身の職務の中で役立てるために受講されています。それら人々を手助けすることを目的に受講された方々もトレーニングの過程で自分の居場所という土台がより安定し、何よりご自身の生きること自体が楽になっていくので、システムを理解した上で生まれるそのスペースからの他者への手助けはより容易なものとなります。


システミック・コンステレーショントレーニングについて

トレーニングは、基礎コース、研究コース、ファシリテーター養成コースの三部構成とし、各コースの募集は1年毎とします。

ヘリンガー・インスティテュート・ジャパンがこれまで主催してきた第1期(2004〜2005)から第5期(2012〜2013)までのトレーニングは、1年半の間に9回の週末を使い、合計で28日間をトレーニング期間としてきました。また、第1期トレーニング以来、ひとつのトレーニングを終え、新たなトレーニング開始までの期間に海外から講師を招いてのワークショップを開催し、新規トレーニングの受講募集は2年に1度行うというサイクルでした。

世界におけるシステミック・コンステレーションの研究は日進月歩で発展し、教える内容もトレーニングの回を追うごとに濃く深くなり、9回の週末のみでは教えきれるものではなくなってきました。この1〜2年はトレーニングの中だけでは教えきれない内容を番外のワークショップやスーパービジョンでカバーするようになっていました。三部構成にコースを分けることで、内容をより充実させることが可能になりました。

システミック・コンステレーション(ファミリー・コンステレーション+ビジネス・コンステレーション)は、技術だけを教えることが不可能なセラピーです。

基礎コース、研究コースでのトレーニングを通して、受講生はシステムに備わる秩序、法則を身体、心、魂のレベルで理解し、回を重ねるごとに自分自身の人生に活かし、より楽に生きることができるようになっていくと実感します。

ファシリテーター養成コースで、その実感が他者を真の意味で、そして無理なく手助けできるファシリテーターとしての土台となることを理解します。
ファミリー・コンステレーションは馴染みのない人にとっては、一見簡単そうに見えます。そのせいか、昨今、訓練を受けないまま見よう見まねでファミリー・コンステレーションを使ってワークショップを始める人が増えている様子を見聞きします。 

ヘリンガー・インスティテュート・ジャパンのトレーニングを受講すると、クライアントの運命、人生、クライアントと複雑に絡み合った家族の生命の重さを知り、ファシリテートする際に陥る罠や、再トラウマを誘発する危険性を理解することになるため、簡単に、ワークショップや個人セッションを始めようとする人がかえって減ります。それらの人たちは代わりに自主勉強会を立ち上げ、受講生同士が相互に研鑽し、勉強し、トレーニングの外での訓練を徹底的に積んだ上でワークショップや個人セッションを始めるようになっていきます。

ファミリー・コンステレーション、システミック・コンステレーションとは、ファシリテーターが自分に抱く、不可思議な療法を使いこなすことが自分にはできるという思い込みや、エゴやプライドなどのセルフイメージを満たすためのものではなく、クライアントにとって安全で信頼できるものであり、クライアントのためにファシリテーターのエゴが削ぎ落とされたものであるべきです。

6期以降のトレーニング内容には、1期〜5期までに作り上げてきた土台の上に、実際にファシリテートする際の技術や現場での「コツ」を教えるためのプログラムを加えた大幅な改定をしてあります。

トレーニングは3ヶ月に一度ですが、基礎コースの初回から2回目、2回目から3回目、3回目から4回目までの間にトレーナーとのスカイプでの面談、または電話によるシェアリング等の時間を一人30分以内で持ちます。この30分はカウンセリングや個人セッションではなく、普段なかなか多くの人の前では質問できずにいることを尋ねたり、トレーニングの中で気持ちよく学べる環境が整備されているかをシェアしてもらったり、トレーナーと受講生がただ単に個人的に接することで距離を縮めるために使われます。

基礎コース

システミック・コンステレーションの土台となるシステムそのものに備わる秩序、法則、良心の働きを学び、身につける場です。基礎コースのみ受講することができ、どなたにでも開かれています。この段階を終えた後で、研究コースの受講を希望するかどうかを検討し、決めることができます。自己の成長のため、少しでも楽に生きることができるようになりたいという目的でトレーニングを受講したい方、ファシリテーターを目指しているわけではないが自己探求の方法として受講したいという方にとっては受講し易い条件となります。ファシリテーターを目指す方には必須条件であり、他者を手助けする仕事に従事している方にとっては非常に役に立つプログラムです。

1期〜5期トレーニングで修了証を受け取った方は大きな割引額で再受講ができます。

基礎コースには修了証の授与はありません。

ヘリンガー・インスティテュート・ジャパンのホームページ上への修了者氏名の記載はありません。

研究コース

研究コースは、基礎コースを終えた後、自身も他者の手助けをしたいと願う方のためにファシリテートのための土台を作る訓練を行う場です。この段階のトレーニングはファシリテーターを目指さない方にとっては、自身や自分の家族、自分の周りの人間関係についてより客観的に眺めることができるようになり、不必要なトラブルやもめ事を招いていた自身の内側の因子について理解が深まり、生きることをより楽にするために役立つことでしょう。家族システムと会社や企業、組織のシステムとの違い、家族や職場などの人物以外の何の要素がどのように人生に影響を与えているのかについて学びます。

外部から講師を招いて、別の視点を取り入れる機会を設ける可能性もあります。これは、その時の巡り合わせと縁が何を教えたいかによるため、確約にはしておきません。

研究コースを終えたところで、システムに備わる秩序、法則が実感として機能し始めたことを理解できるようになっていることでしょう。

これら基礎コース、研究コースを終えた人の中で希望者はファシリテーターとしてのより深い訓練を行うファシリテーター養成コースに進むことができます。

1期、2期、3期、4期、5期修了証を受け取った方は、基礎コース、研究コースを受講せず、ファシリテーター養成コースのみの受講が可能です。ただし、受講料割引の特典はファシリテーター養成コースにはありません。

研究コースには修了証の授与はありませんが、ヘリンガー・インスティテュート・ジャパンのホームページ上に受講者氏名を記載します。ただし、それが直ちにヘリンガー・インスティテュート・ジャパンがファシリテーターとして推薦するという意味は持ちません。

ファシリテーター養成コース

ファシリテーター養成コースは5回ありますが、5回それぞれ単発で受講することもでき、好みで組み合わせて受講することが可能です。ただし修了証は5回全てを受講した場合のみ授与します。

この段階では、ファシリテーターとして身につける必要のある、より具体的で専門的な技術とコツを指導していきます。クライアントとの距離感、インタビューの仕方、代理人の選び方、代理人の活用の仕方、ファシリテーターとは何か、どのように在ることがクライアントの役に立つのかを追求し、ファシリテーターの立ち位置を知ります。

個人セッションのやり方、具体的なテーマ別のワークショップのコツ、瞑想の役割と注意深さをどのようにコンステレーションのフィールドで使うか、クライアントへの細かな配慮と参加者全員への配慮、フィールドの示すものにどのように気づきを活用するか、また、受講生自身がファシリテートの最中の「空白」を体験し、そこからどのように次の一歩を進むことができるかを探ります。

具体的なワークショップの仕方を教える回では「お金とビジネス、組織のワークショップのファシリテートの仕方」や「恋と愛とパートナーシップのワークショップのファシリテートの仕方」を教えることを予定しています。

ファシリテーター養成コースを終えた方には修了証の授与とヘリンガー・インスティテュート・ジャパンのホームページに修了者氏名の記載をします。

ファシリテーター養成コースには過去のトレーニング修了者のための割引の特典はありません。
1期〜5期トレーニングを修了し、修了証を受け取った方であれば、基礎コース、研究コースをスキップしてファシリテーター養成コースのみを受講していただくことができます。
5回通しのコースとして受講の場合、最終回に修了証を授与します。1回毎に希望の回のみの参加も可能ですが、修了証の授与は5回全部参加の場合に限ります。

HIJ 認定ファシリテーターになるための認定審査申し込みには、1期〜5期の修了証を2回授与されているか、ファシリテーター養成コースの修了証を1回以上授与されていることが条件となります。

現在募集中のプログラムはこちらをご覧ください。

基礎コース
第11期基礎コース募集要項とプログラム

研究コース
第9期研究コース募集要項とプログラム 第10期研究コース募集要項とプログラム

ファシリテーター養成コース
第8期ファシリテーター養成コース募集要項とプログラム 第7期ファシリテーター養成コース募集要項とプログラム

システミック・コンステレーショントレーニングについて
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