トレーニング受講生の言葉

第7期ファシリテーター養成コースを終えて


提出者:50代 女性 近畿地方  2017年3月

⒈ システミック・コンステレーションを知って自分はどう変わったか
— コンステレーションに関わった過去12年間の経緯 —

2004年、私の祖先から受け継いだ家業が大企業に吸収合併され、新しい経営体制の嵐の中で苦しんでいたことがきっかけで、2005年秋のワークショップでチェトナ師のコンステレーションを初体験しました。

その後、H.ボーモント氏のワークショップに参加し、ドイツでのインテンシブに参加してから2期のトレーニングに加わりました。


トレーニング参加前の初期の頃に私が受けたコンステレーションはひとつひとつが衝撃的で、従前の視点を大きく変えるものではありましたが、それでも今思い返してみると2期トレーニング中は自分自身の重たさに終始圧し潰されており、まだ周囲の景色が全然見えていませんでした。

3期がスタートしたとき、やっとファシリテーターのチェトナ師やR.ウォールスタイン氏の言葉がはっきり聞こえ、心に届いてきたように思います。

4期、5期と受講するうち、従前の重苦しさが徐々にとれてゆきました。それはまるで、「暖かい気候になってきたから重たいコートを脱ごうかしら」 「そろそろカーディガンも要らなくなったね」 というような自然な流れだったように思います。


まず軽蔑していた亡き父を、次に大嫌いで日々戦ってばかりいた母を、かけがえのない両親として感謝と共に受け取ることができるようになりました。

のちには戦争を生き抜いた両祖父母を、そして家の基盤を作り、命をつないでくれた祖先を自分の心の中に感じることができました。

その間に、欧米に比べ恰好悪くてダサいと思っていた祖国日本、郷土大阪についての認識が変わり、郷土や国に自分が守られ愛されていることを誇りとともに信じられるようになりました。


それらの大掃除とリノベーションを経た後に、澱のようにたまっていた問題が浮き上がってきました。それらは自らの劣等感、自己評価の低さでした。この課題を克服するにはさらに2年間を要しました。この段階で、我が国の教えられていなかった歴史や、憲法に隠された目的について知る必要がありました。自分自身への批判には根拠が無かったのだということが腑に落ちた時の戸惑いと、その虚構を創り出したしくみへの残念さは忘れません。

このようにして苦しみを生産する装置をあらかた撤去したら、広いスペースが生まれ、風が通り、水が流れるようになりました。


⒉ 自分にとってのコンステレーションはどのようなものか
— 一生かけて謙虚に学び続ける 「コンステレーション道」 —

コンステレーションにクライアントや代理人として参加して最初に知ったのは、自分が感じている感情は、必ずしも自分が作り出したものではないということです。代理人経験を重ねることで、その区別がつくようになってきますが、同時に大切なのが瞑想だと学びました。


またこの十余年の間に私の生活にもいろいろな起伏があり、その都度出てきた課題をコンステレーションで客観的に見せてもらうことで乗り切って来られたのは実に幸運でした。


同期生には、心理療法の専門家、経験豊富なセラピストや、鋭敏な感性や感覚を持った人、霊感を持つ人など、私のこれまでの人生で接することが無かった人たちが大勢いました。私自身は全くそのような体験や感覚を持たないこともあり、自分の感性の鈍さと学びの遅さを否応なく自覚させられ、だからこそ長く学び続けてきたのだと思います。


先日の養成コースの最終日のとあるコンステレーションで、私は 「7期養成コースの受講生」 という代理人を務めるチャンスがありました。その時に自ら湧き上がってきた言葉は、「今、リソースは私自身の中にあります」 でした。

7期に基礎コースから入り、養成コースまで終えた今、ようやく等身大でシステミック・コンステレーションのスタートラインに立った気がしています。


⒊ 今後、人生でどう活用していくか
— 自意識過剰になっている場合じゃない。ケチケチしないで伝えていこう —

4期あたりから、「私にもコンステレーションをファシリテートできたらいいな」 と憧れるようになりましたが、とてもできるとは思えませんでした。当時は、「技術的に困難」 「心理学をちゃんと勉強していないから無理」 と考えていました。同時にどんどん進化していくチェトナ師のコンステレーションについていくことに対し、心と感情が四苦八苦していました。例えば大東亜戦争の日本軍に対する真逆のイメージや、心酔していた欧米の国々へのハートブレイクを体験しました。

しかし段々と、周囲の知人友人の問題に対して解決の提案が浮かぶようにもなってきました。それは私の 「技術」 が進歩したというよりも、システミック・コンステレーションの 「視点」 が身についてきたからではないかと思います。


システミック・コンステレーションを潜在的に必要とする人はとてもたくさんいます。そんな中で、まず私が手助けする相手として具体的にイメージできる人たちに対して、アプローチしていきたいと思います。実生活の仕事上の経験から、お客様、もてなす相手、サービスを提供する対象が具体化できなければ、よい関わりを持つことは難しいと考えるからです。

私がイメージできるクライアントは、例えば家業の代替わりの課題を持つ人、管理職の女性たち、シニア社員を使う・使われる人たち、または年老いた両親や義父母との関係に悩む人々などです。

とはいえ、私自身も親の介護をしながらフルタイムの会社人であるのが現実です。焦らずに目的と方向性だけはきちんと見据えて、状況がかみ合うよう身辺を整えていく必要があると考えています。


⒋ 追記
— チェトナ師と、同期生への感謝 —

チェトナ師の使命感とブレの無さ、鋭敏な気づきと言語化能力は特筆に値するものです。

そのようなチェトナ師によって、ドイツで生まれたシステミック・コンステレーションが、みごとに現代の日本人仕様にカスタマイズされ、その進化した手法の恩恵を私たちは受けることができています。

今チェトナ師が伝えている日本の歴史、戦争の意味、憲法の解釈などは、書物や人から聞き知った知識ではなく、チェトナ師が何百何千ものクライアントとその都度謙虚に向かい合い、ひとつひとつの事象に集中してファシリテートすることで生まれた気づきを、トレーニングやワークショップで還元してくださっています。

私はそれを十余年見てきた肌感覚で知っていますし、尊敬し信頼しています。

また、コンステレーションで、私自身の代理人になったり、家族や会社、その他あらゆる代理人を務めて私の問題解決に協力してくれた同期生の皆さん、同時に自分の問題をさらけ出して学びに替えてくれた方々にも心から感謝しています。ありがとうございました。今後ともご一緒に研鑽いたしましょう。

以上


提出者:30代 男性 中部地方  2017年1月

ファシリテーター養成コースを二度終了し、《コンステレーションによる変化》 《今後のコンステレーションの活用》 《私にとってのコンステレーション》 について記す。


二年前に修了レポートでは、「コンステレーションは私にとっての土台である」 と書いたが、今それはさらに強まると同時に、私にとって自然で当たり前な状態になっている。

例えば、何か物事を考えるとき 「コンステレーションの考え方ではどうなるのだろう?」 とあえて問うのではなく、「見失われているものは何か」 「どうしてそうならざるを得ないのか」 という問いが自然に浮かぶのだ。

また、自分の身体感覚や感情の変化に気がつけるようになったため、問題やトラブルに入り込む前に距離をとることが自然と可能になっている。


ここまで自然な状態になってくると、「コンステレーションをどのように活用していくか」 という視点で考えるよりも、「私が何をしていくのか」 ということが結果的にコンステレーションの活用につながるのだろう。

コンステレーションをとおして受け取ってきた私の能力をどのように使っていくか、 18年弱勤めた会社を退職した今、改めて構築していこうと思っている。


さて、この2年における変化を思い起こすと、やはり退職したことが印象的だ。2年前の修了レポートには、「誇りと想いを持って仕事ができるようになった」 と書いており、嘘偽りのないものであったから、自分自身も想定外の出来事である。


想いを持って働くという現実は、茨の道で困難の連続であった。上手くいかずに、泣き叫ぶような時が何度あったことか。それでも、誇りと思いを持ち、コンステレーションと師、仲間に助けられ、立て直し、一歩一歩進んできた。


それは、私の成長の歩みでもあったのだが、
「もう耐えられない」 と、
ある出来事をきっかけに、魂から叫ぶようなその想いが全身を覆った。今思えば、既にボロボロだったように思うが、そのとき、ふっと脳裏に 『退職』 という言葉がよぎった。


その忘れていた言葉を手に取った時、視界がふわぁっと広がるのを感じた。

それは、過去に感じたものではく、決して、思い上がっているわけでも、逃げてるわけでもなかった。必死にコンステレーションをとおして、自分と向かい合ってきたからこそ、新たに見えた選択肢なのだと思った。


コンステレーションと出会った頃、「自分が抱える問題をきっかけに自分自身と向き合い続けていくことはとても大切なことだ」 と思うと同時に、実はその先に 「問題のない世界」 が待っているはずだと無意識に思い、期待をしていたのだなと思うが、今は、この終わりのない旅を楽しみたいと思う。

以 上




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